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やるきのないときは。


 今日は、題名の通り、やるきのないときのお話なのですが、実は、この3月下旬から4月上旬にかけて、今までにないくらい、マインドフルネスに対する熱意というか、やる気というのがかなり落ちてしまっていました。

 といっても、抵抗感とかやりたくないというわけではないのですが、なかなかマインドフルネスに取り組もうとか、もっと勉強しようという風に思えない状態であったわけです。

 こういう波は、今までにもあったのですが、今回の波はいままでの中では最大の波だったような気がします。
 おかげさまで、このところ、少しずつやる気も改善してきている印象があり、このようにブログにも取り組める気持ちになってきました。

 今回の原因というか、やる気がなくなっていた原因はいくつか心あたりがあります。

 ひとつは、昨年1年くらいかけて受講してきたSIMTの養成講座が3月の中頃に終わったこと、同時に、講座と並行して自分なりにまとめていた文章を、3月上旬に書き上げることができたこと。
 このことは結構自分の中で大きな出来事で、ある種の達成感が出てしまい(本当は、これからが本番といった感じなのですが)、軽い燃え尽き症候群になっていたような感じがあります。
 それに加え、3月下旬に、久しぶりの発熱を伴う咳風邪をひいて寝込んだこと。これでかなり体力を削られました。
 さらに、そんな中で子供たちが春休みということもあり、春の行楽予定がいくつかあったこと、などから、疲労がかなり蓄積していたように思います。

 そして、4月に入り、一向にやる気がでてこない状態が続いていました。

 そこで自分が対応した方法というか、どういう経過でどんなふうに考えていたかを書いてみたいと思います。

 さすがに4月に入っても、一向にやる気がわかず、いつもより回復に時間がかかっていたときは、「せっかくこれから活動の幅を広げるために昨年度1年勉強してきたのに、このままやる気がでなかったらどうしようかな、まずいなー」という思考が走ったりしていました。特に、まとめなきゃならない資料があったり、読もうと思って買ってるマインドフルネスの本を前にして、一向にやる気が起きないときは、上記のような思考が走るわけです。そして、「このままやる気がでなかったらどうしよう(不安)」という妄想や感情が起こり、「やる気がしないなんて俺ってダメだな」というのが、自分自身に対する衝動的な評価が起こったりしました。

 ただ、ここで、今までのSIMTの実践のおかげで、こういった気持ちがありつつも、それを膨らませるような方向にはいかないようにすることができました。具体的には、こういう思いが浮かんだりしても、「それは自分が勝手に作り出している思考、評価だ」と判断すると同時に、「確かにやる気はないが、それを意志の力で起こさせることはできない」とも理解し、「もし、このままやる気がでなくても、それはその時。今は、できることを続けよう」と判断して、呼吸法と瞑想、日記などは続けていくようにしていました。
 というのも、今までの経験上、このような時に、新しい作業や勉強をしても、疲れが余計たまるだけだし、効率も悪いということがわかっていて、しかし、だからといって、「俺はもうマインドフルネスが嫌いになったんだ」と決めつけてやめてしまうのは、衝動的行動だとわかっていたので、「今まで続けてきたできることをやれる範囲でやる」という判断に結び付いたわけです。

 鎌田先生の本のタイトルにもなっている、「がんばらない、でも、あきらめない」という感覚ですね。

 とはいっても、最初から上記の過程がすべてできていたわけではなく、やる気ゼロの状態にどっぷりの4月上旬の時には、不安な感情や思考の方が多くあったように思います。それを呼吸法などでしのいでいくうちに、「じたばたしてもしょうがいないから、なるようになればいい。できることをやっていいこう」という風な気持ちも生まれてきて、そうしているうちに、まず体の疲れが少しづつ取れてきて、「今は、身体を休めつつ、できることをやっていけばいいんだな」と方向性に自信がわいてきたといった感じです。

 一般的に、マインドフルネスとして行われているものでは、「ありのままに見る、独善を排してみる」というように、「見る局面」が協調されがちです。確かにこれは、スタートとしてすごく重用なことです。見る局面ですでに独善がたくさん入ってきてしまうと、そのあとの判断、行動もそれにより偏ってしまいます。
 しかし、SIMTでは、見る局面だけでなく、その後に、「独善を排して判断し、行動する」という「判断する局面」「行動する局面」というのが、強調されており、それがSIMTの特色にもなっています。

 これはどういうことかというと、例えば僕の上記の過程でいうと、「今の自分は、講座を終え、風邪や旅行で体力が落ちていて、やる気がなくなっている状態なんだな」と確認するのが見る局面だと思います。
 この時に、習慣的に行われている「こんなんじゃダメだ」とか「このままだったらどうしよう」という習慣的、衝動的な評価や反応も生じてきます。これは止められません。でも、それを横に置いて、今の状態をできるだけ客観的に見つめるというのが、「見る局面」です。これはこれですごく大切なことです。
 しかし、これだけで止まってしまっていては、マインドフルネスを続けることが難しくなってしまいます。
 そこで、「『こんなんじゃダメだ』とか『このままだったらどうしよう』というのは、一時的に生じる衝動的反応であり、膨らませる必要はない、しかし、今の体調だとある程度の休みが必要である。』というのは、できるだけ独善を排した「見る局面」に基づいた「意志的判断」であり、さらに「こういう時には、無理に新しいことをせず、今までやってきたことを地道に続けよう」というのも、意志的判断だと思います。そして、「なるべく夜更かしせずに寝るようにして休息をとり、朝夕の基本的な瞑想と日記は最低限続ける」という行動が意志的な行動ということになります。
 この時に、「やる気が生まれないから、もう実践はやめちゃおう」と衝動的な行動を続けていては、たとえ、見る局面ができていたとしても、マインドフルネスの実践を妨げることになってしまいます。見る局面で得られた情報を基に、判断し、衝動的な行動ではなく、意志的な行動をとっていくことが大切です。

 意志的な行動といっても、やる気のない状態のときにやる気を出させることができるわけではないです。
 無理に新しいことを始めようと、身体や心に鞭打って行動することでもありません。
  しかし、見る局面で得られた情報を、できるだけ客観的に判断し、休みがどの程度必要なのか、そしてその休みを得るためには何ができるのか(早寝するとか外食は控えるとか)、その一方で、では何が続けられるのかということを判断し、行っていくのが意志的判断であり、意志的行動だと思います。

 ついつい、僕らは1か10か、白か黒かで考えがちです。しかし、現実の状況は、常にグラデーションです。休む割合と実践する割合も、10:0ではありません。そこを7:3でいいのか6:4でいいのか、それを判断し、実行し、そしてさらに観察し、判断し、調整して実行する。その繰り返しが、SIMTであり、マインドフルネスを実践していくということなのかなと思います。

 この「意志的行動」というのは、決して、自分の葛藤や感情、体調の波と戦うことではなく、今の自分に必要なこと、できること選択していくだけのことなのだという感覚を、実感をともなって理解する、つかむことはなかなか難しいのですが、その感覚がわかるようになると、すごく実践が楽になります。
 たとえ、その感覚がわからなくても、「意志的行動」が決して、自分と戦うことではない、と知っておくことがすごく大切なことのように思います。

 頑張った後には、かならずやる気や体調が落ちるときがあります。これは寄せた波が引いていくように、自然の摂理です。しかし、その波を知り、その波と合わせて生きていく方法があります。焦らずに地道にやっていけばいいと思うのです。

 調子が悪いときも、それが100%にならず、どこかで「そんなときがあってもいい」と、自分の中に様々な感情や気持ちを同時においておけるようになったのは、本当にマインドフルネスのおかげだなーと思います。
 その結果、僕は以前に比べると少し「強い人」になれているのかなーと感じます。

 今日は、自分がこの1か月ほどで体験したやる気のない状況を踏まえ、それに対してマインドフルネス的にどう対応していたのかということを書いてみました。誰でも経験することで、意外と不安になったり、その波の中でもまれて苦しくなっている人が多いんじゃないかなと思い(過去の自分がそうだったので)、今回は参考までに書いてみました。

 本日も長文にお付き合いありがとうございました。少しでも共感していただける部分があれば幸いです。
 更新が最近遅れ気味ですが、よかったらまた立ち寄ってください。ではでは今日はこの辺で。

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No title

こんにちは!

そんなかんじだったのですね。私も以前ほんとスランプになって先生から同じような方法でアドバイスいただきなんとか乗り越えられました。

更新が遅れ気味でも待ってますので!
応援しています!

Re: No title

ライオンどんさん、応援ありがとうございます。
僕がこうやってブログを続けてこれているのも、温かいコメントを下さる方々のおかげかなと思います。

 こういう波って何事も続けていこうと思う時には経験することだと思うんですよね。
 そこをどうやって乗り切っているのかというのの参考になるかなと思って書いてみました。
 続けるというのは、別にやる気満々で、それをつらぬく意志の強さがあるのとかではなく、こういったやる気や調子の波とどのように付き合っていくかということに尽きるのかなと思いまして。

 僕自身は、今回の体験で、ちょっと不安などを感じながらも焦ることなく対応できていた自分に、少し成長しているなと感じれたことがうれしかったです。

 マイペースにやっていきますので、よかったらまた訪問してくださーい。
 ではでは。

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訪問ありがとうございます。
 

鬱になって苦しんでいたときにマインドフルネスと出会いました。
自分の経験とマインドフルネスを実践する中での気づきなどを徒然なるままに書いていこうと思います。
私にとって先達者の方々のブログが参考になったように、このブログが同様に苦しんでいる方々に少しでも助けになればと願っています。

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