訪問ありがとうございます

はじめての方はこちらの記事をご覧ください → はじめに (2014/9/21)
記事一覧や目次をご覧になりたい方はこちらをどうぞ → 記事一覧・目次
自己洞察瞑想療法の講習会なども始めました! → マインドフルネス@つくば

マインドフルネスの難しさ

 今日は、あーこういうとこって、難しいなという部分について書こうと思います。

 以前にも書いたりしているのですが、マインドフルネス自体は、まったく難しい概念ではありません。
 マインドフルネスを達成するための手法である自己洞察瞑想法(SIMT)もまったく難しいことはやりません。

 呼吸をしていること、自分が呼吸しているとわかる意識があること。

 この2点をクリアしていれば、誰でもできるようになります。
 つまり、今、これを読んでいる方は、誰でもできるということです。

 では、何が難しいと感じるのか。
 それについて、書いてみようと思います。

 というのは、ふとした瞬間に、たとえば、疲れたりして体調が今一つの時、または、何となく気分が落ち込み元気が出ないとき、

 「あー、なんでマインドフルネスにがんばって取り組んでいるのに、体調が良くないんだろう」とか
 「マインドフルネスをやってるのに、なんで気分が落ち込むんだろう。。。」
 
 と、無意識に考えていることが、結構あるんです。
 こんだけ、ブログで偉そうに書いてますが、そうは言っても、ふと気がつくと、こういう思考をしているときがあるんですよね。

 しばらく考えたのち、
 「いやいや、マインドフルネス自体は、体調を良くしたり、気分を落ち込まなくさせるものではないんだ」と気づき、
 
 「マインドフルネスは、無評価といってるのに、こんな風に考えてダメだな俺。。。」と、言ったそばから自分に対して
 評価をしてしまったりしています。

 まあ、それを長く考えている訳ではなく、早いうちに、「マインドフルネスでは、無評価、徹底受容」と気がついて、
 体調が悪いときの自分もそのまま、気分がなんだか落ち込む時の自分もそのまま、という風にするようにしています。
 そして、無意識に評価してしまい、すこし気分が落ち込んだとしても、そう感じること自体も、ただ「感情」とか「気分が落ち込んだ」
と名前をつけて、そのままにする。「今は、これでいいんだ。こうやって気づきを続けて行くことが大切なんだ」と自分を励まして、ただ、そのままにしていくようにしています。

 なんでしょうね、この繰り返し。
 たぶん、生まれてからこの方、ずーっと繰り返されてきた考え方であり、評価の仕方であり、人間が本能的に持っている情報処理の仕方なんでしょうね。
 だから、ちょっと無意識になると、すごく自然に、そういう考え方(評価したり、マインドフルネスなんだから良くなるとか)をしたりしてしまうのですよね。
 本当に、これは人間の習性だと思います。
 だから、人間はほっとくとこういう考え方になってしまうので、だからこそ、普段から時間をとって、静的洞察や呼吸法をやることで、マインドフルネス的な心の使い方を練習する必要があるんだと思います。
 自分の経験でも、数日でも、静的洞察や日記をやめていると、この「気づく」という感度が鈍くなっていくような気がします。
 だから、SIMTもセッションが終わったら終わり、ではなく、洞察や呼吸法をやり続けることが大切なんだと思います。

 あと、陥りがちな失敗というと、ついつい、自分流のマインドフルネスとかを作って、それをクリアすることが目標になってしまう場合があります。
 SIMTでは、ただただ、自分の意識を呼吸など一つに向けて、そこからはずれたら、名前をつけて、呼吸などに意識を戻す、ただこれだけを繰り返します。
 これ以上でも、これ以下でもありません。
 でも、自分でやっていると、ついつい「リラックスをできた方が良い」とか、こういう姿勢で、とか、呼吸の仕方をこうした方が、もっと洞察が深まる、とか、そのやり方にこだわってきたくなります。
 自分なりのやり方を見つけること自体は悪くないのですが、あんまり、そこにこだわってしまうと、そうできないときは、マインドフルネスがうまくいってないとか、SIMTがうまくいってないと勘違いしてしまい、日常で洞察や呼吸法をするハードルを自分であげることになってしまいます。
 以前にも書きましたが、べつにリラックスしなくてもいいんです。考えがあっちこっち飛んでしまっても良いし、体調が悪い日があってもいいんです。大切なのは、そんな状況を否定せず、ただ、その状況を観察し、名前をつけ、そのままにすること、それがマインドフルネス的な姿勢であり、SIMTに必要なことです。
 ついつい、自分なりの型を作りたくなってしまうのも人間の本性ですね。
 自分流の流派を作りたくなってしまうといいますか。
 おそらく、大事な物はもっと単純で、型では計り知れないものなんだと思います。
 自分なりの型を持つのは大切なんですけどね。その型にはこだわらない方が良いのでしょう。
 武道にしても、宗教にしても、結局、いろいろな分派ができてしまうのもそういう事によるのではないでしょうか。
 そういう性行が人間にはあるんだと思います。
 この前、NHKのプロフェッショナルでも、白鵬が言ってました。「型を持って、型にこだわらない人間がプロフェッショナルじゃないか」と。
 だから、そうなりそうになったときには、そんな自分に気がついて、名前をつけて、そのままにして、意識を洞察するほうに戻してあげる。それが、マインドフルネス的な対応だと思います。

  ちょっと話が逸れてきましたが、
 この瞬間、一瞬、マインドフルネスな状態でいることはたやすいことなのだと思います。
 でも、それを繰り返し、できれば常に、そしてどんな状況においても、マインドフルネスを忘れずにいる。
 これが、本当に難しいことなんだと思います。

 そして、それにたどり着く道は、やはり、日々の実践。これのみなのでしょう。
 長い道ですが、これからも、焦らず歩んでいきたいと思います。

 今日も、読んでくださってありがとうございます。
 ブログランキングにも参加しているので、もしよかったら、下のバナーをクリックしてみてください。
 ではでは、今日はこの辺で。
 ↓

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

お久しぶりです

前々回のお薬の記事や前回の薬の記事を読ませていただき、あれ?と思った事が今回の記事ではっきりして暫くの間自分の中にわいた激しい怒りが止まらなくてえらい事になっていました。

何が原因かといいますと、私が通っていたSMITの先生に
「必ず治ります。だから毎日やれ。祈れ。感謝しろ。」
「そんだけやってるのにまだ治らないの?」
という言葉を毎回掛けられていて、家族にもいつになったら治るんだと事あるごとに言われて追い詰められているところに今回の記事の
『 いやいや、マインドフルネス自体は、体調を良くしたり、気分を落ち込まなくさせるものではないんだ』
を目にして強く強く強く
「SMITの先生に騙された!呼吸法をやっていたら体調も心も良くなるとしか口にしてなかった!実際1年続けても何も変わらないじゃないか」
と考えたのです。
(今は怒りを通り越して静かに絶望しています。これもまた流れていくでしょう。)

Ko7さんはブログの最初の方から同じ事を繰り返し書いていてくださったのに、自分でそこに気づくのにとても時間がかかりました。
でもここで気づけたのは良かったのだと思いたいです。

感情や痛みなどが強いと、観察することが出来なくなり、何とかしようとしてしまいます。
Ko7さんのようにそのままに出来るようになれれば良いなと思います。

長い私信になりましてごめんなさい。
暑さが続いております。熱中症にならぬようご自愛ください。

すばらしい発券だと思います

てるてるさん、コメントありがとうございます。大変な時を過ごされていましたね。まだ完全には収まらないと思いますが、落ち着くのにはやはり時間がかかりると思います。ぜひあせらずに呼吸法をお続けください。
 今回、てるてるさんが書かれた事は、おつらい出来事だったかもしれませんが、同時にすばらしい発見であると思います。今回、まさに、てるてるさんの中で、マインドフルネスがどういうものであるかということを大きな実感をもって理解され、てるてるさんのマインドフルネスは大きく一歩前進したんじゃないかなと思います。
 同様ではありませんが、僕も同じような体験をしました。佐藤先生の講義でも、繰り返し繰り返し「判断をしない」「そのままにする」ということを言い方を変えたり、繰り返し説明されていました。僕もその都度、自分なりに理解し、実践しているつもりでしたが、どうもうまくいかず、「なんで自分はできないんだろう」とか「なんで調子に波があるんだろう」とか感じたことが度々ありましたが、実践する中で、あるとき、「佐藤先生が言っていたことはこういうことかも」という大きな実感があり、その上で講習会に出席すると、「こういうことをおっしゃっていたのかー」と、佐藤先生は同じ話をしているのに、自分の中での理解や気づきがまったく変わっていることに気づき驚いたものです。やはり、自分自身の発見、実感というものがとても大切なんだと思います。そして、その「そのままにする」という感覚が掴めたなと心底感じられたのは、もうセッション10も終わり、自宅での実践を続けていた時でした。なので、てるてるさんが今回発見されたこと、今までうまくいかなかったポイントは、SIMTを始めている多くの皆さんが同じように難しいポイントだと思います。
 今回、その体験をコメントくださってありがとうございました。
 これからも、引き続き多くの学びと実感がてるてるさんに訪れることをお祈りしています。
 長くなりましたが、今後もよろしくお願い致します。
これまでの訪問者数
ブログランキング
ブログランキングに参加しております。応援していただける方は下記バナーをクリックお願い致します!
プロフィール

Ko7

Author:Ko7

訪問ありがとうございます。
 

鬱になって苦しんでいたときにマインドフルネスと出会いました。
自分の経験とマインドフルネスを実践する中での気づきなどを徒然なるままに書いていこうと思います。
私にとって先達者の方々のブログが参考になったように、このブログが同様に苦しんでいる方々に少しでも助けになればと願っています。

カテゴリ
カレンダー
05 | 2018/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
ブログ内の記事から探す
入力した語句が含まれる記事を探せます
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR