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マインドフルネスにおける集中

 今日は、「マインドフルネスにおける集中とは」という事について、マインドフルネスを達成するために、私が実践しているSIMT(自己洞察瞑想法)の中で感じたことを書こうと思います。

 マインドフルネスを日本語に翻訳することはなかな難しいのですが、本によっては「注意集中」と訳されているものもあります。英語では、mindが動詞形では、「気にする、注意する」といった意味があり、mindfulでは、「気にしている、注意している」と訳されたりします。そういう意味では、mindfunessとは、「注意をしている事」「気にしている様」とも訳されると思いますし、「Mind」が「ful」なのですがから、「注意集中」と訳されても間違いではないように思います。
 
 また、マインドフルネスを到達するための瞑想法では、よく呼吸を観察します。そういう意味では、「呼吸に意識を集中する」なんて言ったりもします。

 でも、私の印象だと、「注意を集中する」という言葉から受ける感じと、自分が瞑想をしている時の実感とでは、ちょっと隔たりがあるように感じています。

 日本語の「集中」って、一点に集まるという印象がありませんか?
 「呼吸に集中する」というと、「呼吸だけに意識を集め、他の事は一切気にならない、わき目もふらない」といった印象が強くなると思います。
 でも、マインドフルネスに必要な「集中」とか「意識を向ける」っていうのは、一点集中ではない、むしろ対局にあるもののように思います。
 
 イメージとしては、一点集中というより、注意や意識がすべての空間を満たしているような、言ってみれば、「注意充溢」というような感じ。

 マインドフルネスにおいて、呼吸に意識を集中するというと、呼吸以外のことはすべて頭に入ってこないくらい没頭するというよりも、呼吸をただ眺めているような感じで、同時に、周囲の音や目で見えるものなども意識されますが、それらに心奪われることもなく、ただただ通り過ぎていくような感じです。

 視野でいうなら、中心視野、一点を凝視しているのが、一般的な集中ですが、マインドフルネスにおける集中とは、周辺視野を使い、視野全体に注意をいきわたらして、全体を均一に眺めている感じです。
 
 体の感覚でいうなら、体の有る一点の感覚に集中して、その感覚をより細かく分析するするのが一般的な注意集中だとすると、身体の表面全体に均一に注意をいきわたらせて、どこで何かの感覚(かゆみとか痛み)が出現しても、すぐに気が付くことができるような状態が、マインドフルネスにおける集中と言えると思います。

 そして、その注意がいきわたっている状態を持続するのが大切です。
 一瞬はこの状態になることができても、どこかで音がしたりすると、すぐ意識がそっちに向かってしまい、全体への意識がおろそかになってしまうということが、通常おきてくるからです。
 その時は、また呼吸に意識を中心として全体に意識をいきわたらせます。
 そうすることで、自分の中で様々な現象(感覚、思考、感情などなど)が起こって来た時に、すぐそれに「気がつく」ことができるのです。

 SIMTにおける静的洞察では、静かな場所で、じっとして瞑想するとき、この状態を維持するようにします。そして、ひたすら自分の中に起こってくる現象を観察します。そして、何かが生じても、それに意識を奪われることなく、現象に名前だけを付けて、すぐ手放し、また意識を全体にいきわたらせた状態を維持し観察を続けます。

 繰り返し繰り返しこのトレーニングをすることで、その観察モードであるマインドフルネスの状態に楽に入れるようになってきます。といっても、私も瞑想を続けて1年以上になりますが、30分瞑想をしていても、本当に良い状態でいれるのは、まだ数分から10分程度だと思います。日々の体調にもよりますし。でも、調子がわるい時は悪い時なりの瞑想があり、洞察があります。

 ここで、呼吸は、「今」と言う瞬間に自分をつなぎとめるアンカー(碇)の役割をします。
 自分では、意識をいきわたらせているつもりでも、知らないうちに、意識は思考に流れたり、何かの音に気を奪われたりします。そんなとき、呼吸に意識を向けていることを思い出すことで、さまよいだした意識に気付き、今に戻ってこれるのです。
 人は、生きている以上、呼吸をやめるわけにはいきません。だから、呼吸は「今」と最もつよく結びついているものです。
 そして、人である以上、どのような状態にいても呼吸はありますから、どのような状況でも、マインドフルネスを思い出すことができるこの上ないツールとなります。

 こういった、静的洞察にて、マインドフルネス的な意識の使い方を覚えると、日常の生活の中に、少しずつ、本当に少しずつですが、その状態を取り入れて、日常生活の中で、自分に起こってくる現象を観察できるようになってきます。

 そのようにして、前回までの記事で書いた、Step③、④と言った段階が達成されていきます。

 私は、これが、マインドフルネスにおける集中、意識の使い方だと思っています。
 最初に学んだとき、この点は、意外と勘違いしやすく、わかりにくい点だと思ったので、今回取り上げてみました。
 ではでは、今日は、これにて。

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Author:Ko7

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鬱になって苦しんでいたときにマインドフルネスと出会いました。
自分の経験とマインドフルネスを実践する中での気づきなどを徒然なるままに書いていこうと思います。
私にとって先達者の方々のブログが参考になったように、このブログが同様に苦しんでいる方々に少しでも助けになればと願っています。

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