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感情はセンサーである!

 あけましておめでとうございます!
 今年も、懲りずにマイペースに更新をしていこうと思いますので、よろしかったらお付き合いください。

 なんとか1か月更新しないときに出る広告を出さないくらいのペースでやっていきたいと思うのですが、なかなか難しいですね。
まあ、焦らず、無理せず、ぼちぼちやってきます。

 今日は、感情について書いてみようと思います。
 というのも、今、自己洞察瞑想療法の勉強会を始めているのですが、そこで、セッション3のポイントや課題のコツを説明する中で、改めて、「感情」というものについて考えさせられる機会があったからです。

 この「感情」とのお付き合いは、なかなか大変です。
 というのも、うつや不安障害では、多くの場合、特にこの「感情」に振り回されて、つらい思いをすることが多いので、僕のかなり大変な思いをしてきました。

 しかしながら、この「感情」を嫌悪したり、遠ざけようとしたり、抑え込もうなどとするところからは何も生まれないんですね。
むしろ、体調が悪化したり、様々な自律神経症状が余計悪くなったりしていくだけです。

 じゃあ、どうしたらいいのか。

 そんなところを今日は書いてみようと思います。

 自己洞察瞑想療法のテキスト本である、この本のセッション3の初めには、「感情は現在の状況を教えてくれる」と書いてあります。



 ついつい不安や落ち込み、後悔、怒り、などネガティブな感情が生じてしまったとき、僕らはそれを嫌悪してしまいます。
そして、この嫌悪というのも、感情ですね。
 それを繰り返し、どんどん、ストレス反応を増大させ、体調を悪化させてしまうことが多いです。

 しかし、「感情」というものには、基本的に善悪はありません。
 「感情」は、今の身体の状態や、現状における意識とのズレなどを教えてくれるセンサーであり、サイン、そして警報機なのです。
 あくまで、知らせて繰られているだけということです。
 しかし、僕らは、その知らせ自体を、不快なものだと判断して、止めようとか抑えようとしてしまいます。
 でも、その警報を止めようとしても、警報は警報としての役割を全うしようと、さらに大きい音をならそうとするだけです。

 例を挙げて書いているみると、

 例えば、僕らが普通につつがなく暮らしているときは、ガス警報器は作動しません。
 しかしながら、自覚しない程度でも、ガス漏れが発生している時には、ガス警報器は、高らかになりだします。
 多くの場合は、この警報機の音は、不快でうるさいものです。なぜなら、みんなの注意をひかなければならないので、そのようにできています。
 でも、もし、この警報機かうるさいからと言って、警報を止めてしまったらどうなるでしょう。
 警報機は、最初は、さらに危険を訴えて、繰り返しなりだすでしょう。
 
 そこで、その電源をきってしまうとか、ふたをして、警報が聞こえないようにしてしまったらどうでしょう。

 一見、静かになって問題は解決したように思えますが、ガスが漏れていれば、そのうち、身体に変調をきたし、最悪の場合死んでしまいます。

 「感情」も、この警報機のように働いています。
 不安な時、落ち込むとき、よくよく観察してあげると、心も体も限界であるということや、もうそろそろ危ないよということを、教えてくれていることが多いです。

 それを意識の方で、「そんなはずはない」とか「もっと頑張れるはずだ!」と無視し続けると、最終的には、心か身体が壊れてしまうことが多いです。

 実際、僕は、そんな声を無視していろいろと頑張りすぎた結果、様々な自律神経症状に悩まされ、最終的には仕事もできなくなってしまいました。

 感情が動くとき、必ず何らかの身体反応が起こってきます。筋肉の緊張だったり、心臓がどきどきするなどの反応だったり、胃のあたりがきゅっと締め付けられる反応だったり。

 今、思えば、本当にいろんな感情や症状という形をとって、身体や心は、僕の意識に、「もう無理だよ、休みなよ」などと、メッセージを送っていたいのだと思います。それを嫌悪し、無視続けてきた結果が、僕のうつだったのかなと思ったりしています。

 じゃあ、そのような「感情」のメッセージを受け取ったときに、どのようにしたらいいのでしょう。

 自己洞察瞑想療法におけるマインドフルネスの方法としては、その警報である「感情」を変化させようとアプローチせず、その時に、身体や症状、思考などにどのような事が起こっているか、チェックをしてみるということです。

 ガス警報器がなったら、その時に、ガス栓などをチェックしてみるのと同じです。
 どこからガスが漏れているのかと、探したりしますよね。

 残念ながら、多くの場合、この感情の警報が、どのような理由でなるのか見つけるのは簡単ではありません。
 なぜなら、無意識の世界で行われていることで、意識でそれをとらえようとすることは、基本的に無理なことだからです。

 だから、意識の範囲で、いくら「何が理由なんだろう」と考え込んでも、勝手な妄想を増やすだけで、原因はわかりません。

 大切なのは、どのような時にその警報がなるのか、どんな時に、どんなふうにその警報が変化するのかを、「今、ここ」で行われている日常生活を通して、観察していくことです。

 そのようにして、「感情」が変化した時をチェックし、その時に起こる様々な身体症状や思考の連鎖をただチェックしていくと、かならず、その「感情」が表しているサインが見えていきます。そうしたら、そのメッセージを受け取って、それい合わせて行動してあげればいいのです。
 そうすると、その「感情」は、警報としての役割を全うしたので、自然と収まっていくはずです。

 「感情」や「身体反応」は、ものすごく素直です。意識のつく嘘を簡単に見抜いて、本当に正直に反応を起こします。現実を正直に映していきます。

 ただ、もし、過敏に反応しすぎていると感じたら、それが、どのような時に、どんな風にお知らせを出すか、さらに繰り返し見ていくことです。

 そうすると、「感情」がセンサーとして働く設定自体にエラーが隠れているときがあります。
 それが、「本音」です。

 始めに、感情は、身体の反応を反映し、警報として働くほかに、意識と現状とのズレを教えてくれていると書きました。
 そのズレというのが、この「本音」です。

  警報が鳴るからには、そこには設定があります。その設定をしているのは、意識の深層にある、ある種の「判定基準」みたいなものです。自己洞察瞑想療法では、自分の行動や判断に、陰で影響を与えているそのような独善的な基準や価値観を、「本音」と呼んでいます。

 これらは、普段は、無意識の中で働いているため、多くの場合、そのような価値基準や判断基準を自分が持っていることすら気が付かないことが多いです。

 しかし、生活の様々な部分で、これらの影響を受けて我々は行動しており、ときに、その影響により、非機能的、非建設的な行動を繰り返してしまうことがあります。

 「感情」や「身体反応」は、そういった現実と、我々の意識のずれを生じさせている「本音」を知る上でも、アラームとして機能してくれます。

 「感情」や「身体反応」、それ自体は、そういった設定に基づいて、ただ反応しているにすぎません。それが、それらの役割なのです。

 ガス警報器が、繰り返しなる状況を見ていくと、料理を作っているときに発生するときのわずかな煙でも、警報が鳴っていることに気が付いたとします。警報機は、その煙にも反応するように設定されていれば、あたりまえのことながら、それに基づいて、警報を発するわけです。
 しかしながら、その設定のままでは、まともに料理もできないので、現実の状況とあっていません。
 そんな時は、料理ではならない程度に、設定を緩めてあげる必要があります。
 ここで、大切なのは、警報を切るのではないということです。警報を切ってしまったら、ガス漏れという危険な状況を探知できなくなってしまいます。
 状況に合わせて設定を緩めてあげるということです。

 例えば、対人過敏があり、人に会うのが不安でしょうないとします。その時の、不安な感情は、自分の心や体が傷つくのを避けるために、働いているのかもしれません。その反応がなくなってしまったら、だれにでも警戒なく近づいてしまい、だまされたり、傷つけられたりしていしまうでしょう。

 でも、その不安を観察していくと、本来、傷つく心配のない人にまで、反応しているかもしれません。
 
 自分を傷つけようとしているのではなく、ちょっとした注意や、自分を正しい方向に導こうとしているような言動にまで、反応しているかもしれません。

 そんなときは、その不安の背後にある本音、もし「だれでも自分に近寄ってくる人は、自分を否定したり傷つけようとしている」という本音があるなら、それを、「誰でも」ではなく、「悪意を持っている人」だとかに、変えていくといいと思います。

 もちろん、警報機のように、簡単に数値を書き換えるだけで、その設定が変わるわけではありません。
 その設定を変えるためには、人に会い、どのような人であるかを、「今、ここ」で働いている自分の五感で、ちゃんと感じ取り、その時に、自分の中にどのような警報が鳴るかをチェックしながら、この程度の反応であれば、警報はそこまで鳴らさなくても大丈夫だな。とか、この程度の警報のなり具合(不安の強さ)なら、もう少し様子をみて大丈夫だな、とか、経験を積んでいくことが大切です。

 このように、「感情」や「身体反応」は、僕らの身や心を守るために、自分の意識の設定に基づいて、自然な反応をしているだけです。むしろ、その警報をよく知ることで、自分の状況や本音にいち早く気が付き、より安全に、そして安心して生活をしてくことができるようになります。

 警報は時に不快な音を発するので、最初のうちは、なかなか慣れるのが大変かもしれません。

 でも、「感情」や「身体反応」を敵とせず、ただチェックをしていく、ということを続けていけば、だんだん、「感情」や「身体反応」と仲良くなっていけます。
 そうすると、「感情」や「身体反応」は、本当にいろいろなことを教えてくれる先生となります。

 今、様々な状況で、苦しんでいる方も多いと思います。でも、基本的な思考のチェック、そして、心理現象に名前を付ける、感情の連鎖をチェックするなどの、基本的な自己洞察瞑想療法の実践を積んでいけば、かならずこういったことがわかる日がくると思います。

 どうか、自分自身の反応を嫌悪せず、大切にしてあげて、焦らずにやっていってください。
 あなたの心や体は、あなたが幸せになることを、切に望んでいると思います。

 ではでは、長くなってしまいましたが、お付き合いありがとうございました。
 今年も、マイペースにやっていきますので、お時間のある時に、またお付き合いください。

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Author:Ko7

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鬱になって苦しんでいたときにマインドフルネスと出会いました。
自分の経験とマインドフルネスを実践する中での気づきなどを徒然なるままに書いていこうと思います。
私にとって先達者の方々のブログが参考になったように、このブログが同様に苦しんでいる方々に少しでも助けになればと願っています。

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