10月も終わりそうですね。。。。
いや、本当に時が過ぎるのが早い!日々、必死に生きていると、それだけで時間がどんどん過ぎていってしまいます。
いいことではあるんですが、そうしている間に、ブログを更新できないまま、こんな時期になってしまいました。
今日は、「待つことの大切さ」ということで少し書いてみたいと思います。
ここで、書いた「待つこと」というのは、自分の成長をじっくり待ってあげるという意味です。
マインドフルネスをやっていると、ついつい、我の自分が顔を出してきて、「結果」を求めたくなってしまいます。
「早く改善してほしい」「もう、落ち込んだりしたくない」などなど。。
その気持ちが継続していく活力になるので、「良くなりたい」という気持ち自体は、まったく善悪で判断できるものではないんですが、それが「早く結果をほしい!」という方に働いてしまうと、どうしても焦りや落ち込みなどの原因になってしまいます。
マインドフルネスを上達するうえで、必要な態度とは、植物を育てるときのようなそんな心もちです。
毎日、水はあげないといけませんが、だからといって、今日どんなに頑張ってみたとしても、今日蒔いた種から、すぐに目がでるわけではありません。芽が出てくるのは、自然まかせです。それまでは、じっくり待つしかありません。
マインドフルネスや自己洞察瞑想法をやり始めての、気持ちはこんな感じです。
早く、自分の中に気づきの芽が出て、大きな実りがほしい!という気持ちでいっぱいでスタートします。
でも、できること、大切なことは、日々の課題を丁寧にやりながら、その「時」がくるまでじっくり待っていてあげることです。
自分自身の洞察の芽が、生まれて、そして育っていき、大きな花を咲かせ、実りの時がくるまで、しっかり世話を続けながら待ってあげることが大切です。
特に最初のうちは、今までの自分との変化が感じられず、毎日の課題をこなすことに意味を感じられないかもしれません。
それは、まだ芽が出てくる前の土に、ひたすら毎日水をあげているようなものです。
「本当に芽がでるのか?」と疑問がわいてくる時もあるかもしれません。
でも、それでも続けることが大切なんですね。そして、芽が出る時を待ってあげることが大切です。
こういった面では、我々は絶対的に受け身です。確かに、毎日の課題をこなし、自分の中の洞察の芽が生まれてきて育つように、お世話をすることは大切です。
しかし、どのタイミングで、芽が出るのか、そして、どのようなタイミングで、花を咲かせ、自分の中に学びとして大きな実りをつける日がくるのかは、我々には決められません。
待つしかないんです。
しかし、続けていれば、そして、待っていれば、いづれ、大きな花を咲かせる日が来ます。
それが、明日なのか、1年後なのかは、わからないですが、もし、春に咲く花が、冬に花を開いてしまったら、それはあだ花です。
十分な実りを付けることはないでしょう。
ちゃんと課題を続けて、日々、洞察の芽に水をあげていれば、いつか、必要な時に、必要なタイミングで、大きな花を咲かせてくれるはずです。
現代という生活の中では、ついつい、「結果」と求めたくなります。
ボタンを押せば、すぐに必要な情報が手に入る現代では、この「待ってあげる」ということが一番難しくなっているのかもしれません。
本屋さんにも、「これ一つで、劇的に人生がかわる!」とか、「これさえとれば、あなたは健康!」といった安易な題名の本があふれています。きっと、現代の人間にとって、そういったキャッチーなコピーは売れるために必須なんでしょう。
でも、マインドフルネスというのは、それと対極に位置するようなものだと思います。
でも、だからこそ、自分自身で作り上げていた技術、身に着けた洞察の力は、本物になるんだと思います。
How to ではありません。自分自身の洞察の力は、自分自身にしかつけられませんし、その感覚は、それぞれにみんな違うものです。でも、だからこそ、自分にとっては、一番深い学びをもたらすことができますし、だからこそパワフルなんだと思います。
これを読んでいる読者の方々も、さまざまな状況で、さまざまな葛藤や迷いの中で、実践されていると思います。
僕も、いまだにその最中ではありますが、それでも、続けていくこと、辛抱強く、自分を信じて待ってあげることが大切だと思います。
今、実践を続けている方々は、少しづつでいいので、継続されていっていただけたらと、心から思います。
ともに頑張っていきましょう。
ではでは、今日はこの辺で。お付き合いありがとうございました。
スポンサーサイト